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『メッセージ』  監督:ドゥニ・ビルヌーブ

cinema
05 /31 2017
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巨大な球体型宇宙船が、突如地球に降り立つ。世界中が不安と混乱に包まれる中、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は宇宙船に乗ってきた者たちの言語を解読するよう軍から依頼される。彼らが使う文字を懸命に読み解いていくと、彼女は時間をさかのぼるような不思議な感覚に陥る。やがて言語をめぐるさまざまな謎が解け、彼らが地球を訪れた思いも寄らない理由と、人類に向けられたメッセージが判明し……。(シネマトゥディより)


ネタバレ注意!
言語学者のヒロインが赤ん坊を慈しむ様子から始まるこの映画は、見終えてから始めのシーンで感じたヒロインの悲しげな顔に納得がいきました。
途中まで話が動かないので、少々眠気に襲われたのですが、主人公に娘の記憶が頻繁に蘇る辺りから、スリリングになっていき、最後に!??と混乱しつつも不思議な感動がありました。
「言葉」、「時間」が重要な要素になっているのですが、冒頭、言語学者の主人公が「言葉が思考を規定する」みたいな台詞があるのですが、これどこかで聞いたような…?(もしかして里見清一氏の著作だったか?)
この映画で巨大卵形宇宙船は北海道にも来たはずなのに日本は全く無視され、中国が宇宙戦争になるか否かの最重要キー国になるのですが(原作者は中国系アメリカ人)、そういえば中国語は時制がない言葉だと聞いたことがあります。
この映画のもう一つの重要なファクターは「時間」
「時は流れるものではない」と知ったという言葉が出てきますが、実際過去と思ってい見ていたのは主人公の「未来の記憶」だったわけで、まさかそれで時制のない言葉を持つ中国に決定権を持たせた、とは全く思いませんが、時制がいっぱいある言葉(英語)と時制のない(少ない?)言葉(中国語)。使う人々の国民性や思考回路が違ってきても不思議はないかもしれませんね。

しかしSFって、基本読んだり見たりしないので、どうも頭がこんがらかります。
それでもまだ宇宙人が人間と同じ発想(3000年後の恩返し?とか)を持っていて、意思も疎通できるわけで、「惑星ソラリス」よりは分かりやすかったです。あれは海が知性体でどうのこうの、という講義を以前パート先の「ソラリスオタク」の上司に捕まり、散々講義されてチンプンカンプン。理系に弱い私は「SFなんて嫌いだ〜!」と決めつけてしまったものでした。

一緒に見た友人がこの原作者は「幼年期の終わり」の影響を受けている、と言っていましたが、「幼年期の終わり」、SFの傑作として有名ですね。今度読んでみよう。
人類は宇宙人からプレゼントされた「武器」=言葉を使って、争いをやめて協力できるようになるのか?
もしそうなったら人類は次の局面に進化するというわけなのか?
今の世界の混乱(テロ、戦争)は人類の「幼年期の終わり」を迎えた混乱だと思えば、その先に待っている世界はどんな風なんだろう?
その頃には自分はいないでしょうけれど、想像するとワクワクしますね。

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肺がん検診 1年6ヶ月

disease(闘病記)
05 /26 2017
半年ぶりに肺がんの検診に行ってきました。
いつも検診は空いていたのですが、この日は2時間待ち。
主治医のY先生、今は週1回しか来ていないため、患者が集中しているようです。
検査結果は異常なし。
1年半目クリア〜しました!ヽ(´∀`)ノ

ところでY先生8月いっぱいまでだそうで、ということは先生の検診はこの日が最後でした。
え〜!?そうだったのか!?
うっかりしていました。感謝状でも書いてくればよかった…
混んでいるので、さっさと済ませようと思っていたものの、Y先生が最後なのか〜と、ついついいろんな話をしてしまいました。
やはり一番心配な再発に関して…
ガンとがんもどき説に基づけば、転移再発しないのはがんもどきで、本物のガンは必ず転移を免れないのでは?だったら悪性のものもあった私としては不安が募るわけです。
しかし一人一人のガンで何が起きているのか、再発する人としない人の中で何が違うのか。確証はなく、誰も本当のところは分からない。あくまでも傾向の話である。
たとえ転移が少量始まっていたとして、転移巣を作る前にがん細胞が死んでいるためなのか、そもそも転移が始まっていないのか?分からないetc
結局、医師は確率を言えるだけというお話をされました。

私からは感謝あるのみ。
私は術後の回復がとても早かったものの、元気になった後、ネットで予後について調べているうちにひどく不安になり、6ヶ月検診で先生が説明してくれて落ち着いたこと。
「あなたの再発率は〇〇%」と説明されるよりも、先生の言い方は私には効果がありましたが、それにしても「100%じゃないけど多分治る」って、後から冷静に考えたら相当てきと〜でアバウトな言い方ですと言ったら、先生大笑してましたが。

次の検診の話になり、先生の転職先はITセレブ御用達っぽいので遠慮することにして、「私のようなけたたましくて、注文の多いおばさんには、ともかく心の広い人を」とお願いしました。
するとY先生、A先生という方に引き継いでくださることになり、なんでも心優しいイケメンだとか!
イケメンかはどうでもいいんですけどと言っておきながら、もちろん後でしっかり病院HPをチェックしましたよ(笑)
確かに優しそうな微笑みのイケメンです!でも若いなぁ。正直言って若いお医者さんって苦手なんですけど、考えたら自分より年上のお医者さんはこの病院にいないか…Y先生だって年下だもんね。
それにしても任侠映画に出られそうなY先生の後は、心優しいイケメン?がんセンター人材の宝庫です。映画撮れそう。

最後に先生、きついことも言ってくれました。
昔は入院期間が長かったので患者さんを覚えられたけれど、今は自分も歳をとったし、入院期間が短くて覚えられないという話の後で、「あ、でもトントンさんのことは憶えてるよ」とおっしゃった後、「だってあんたは性格が特殊だから」と。
「特殊!?」一瞬、私のガンてそんなに特殊なんですか?と聞いたら、違うよ、本人が、って…
あの〜せめて「ユニーク」とか「個性的」とか言い方があると思うんですけど、「特殊」ってなんなの〜!?
それじゃ、まるで私が異常みたいじゃないですか!!!
でもまあ、いいか。この先生もかなり変わってる気がするし。
先生の顔が見たくなったらクリニックに行きますよ、と言いましたら、うん、おしゃれしておいでよと笑っていました。
握手した時に、やはり奇妙な既視感に襲われました。
なんなんだろう?私にとって不思議な人なんです、この先生。
Y先生お元気で、本当に本当にありがとうございました。

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読書メモ 「医師の一分」 里見清一著 / 「サイコパス」 中野信子著

disease(闘病記)
05 /10 2017
「医師の一分」 里見清一著
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里見清一氏の著作はこれで3冊目です。
どれも読みやすいけど、グサッとくる。
「命は平等である」が建前なら、「命は平等ではない」が医師の本音という話。
だから超高齢者に無駄な医療を施し、破綻寸前の国民健康保険を使うのは愚の骨頂。ならば医師は死神の役目も果たさねばならぬ。また患者の自己決定を尊重?では医師の知識と判断は何のため?
と色々今時のコンセンサスとやらの矛盾を指摘し、辛辣な言葉を投げつけてくれます。

患者の自己決定を信じない、という里見先生の姿勢はプロとしての知識と見識を患者に提示しなくてはプロの意味がないではないか?という嘆きのようにも思えます。
でもそういえば、私は手術の時、手術台の上に乗ってから麻酔医にいきなり「どうしましょう?」と硬膜外麻酔をやるか否か聞かれて、面食らったことを思い出しました。あれは一体なんだったんだろう?若い先生でしたが、私が手術直前、麻酔針設置で迷走神経反射を起こしたことに、不安を感じたのだと想像しましたが。
この麻酔の先生が里見先生の部下だったら、里見先生はなんて言うだろう?
おそらく「お前が決定して、患者に説明しろ!手術台に乗った患者にいきなり『どうしましょう?』って聞くプロがいるか〜!」とどなりそう。

言いにくいことをズバッと言う著者の主張は頷けるし、正論だし、考えさせられます。
しかし、例えば石原慎太郎が「女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪」と発言して、もちろん私もめっちゃ頭にきましたが、どこか、この石原発言を聞いた時と相通じる抵抗感もちょっとだけありました。

自分がアラカンになってみて分かったのは、結局人間て大して成長もしないし、悟りも得られない、ってこと。
もちろんそうじゃない立派な方もおられるのですけれど、自分がかわいいのが多くの人間の自然だと思う。
だからよく聞くのが今の日本は若い世代を食いつぶして生き延びてるという説。
本当に次世代のことを考えたら、80過ぎたら生きてちゃまずいってことになる。
しかし自分がここで「助ける必要ないでしょ!?」と言われている側(高齢者)だったらならこれを読んで、そうだそうだと思えるだろうか?
そもそも自分のこと考えても、50代という年齢になってみて、そんなに人間的に成長したか?
案外80才になっても、つまらないことに腹を立てたり、嫉妬したり、自己中心的だったりしてるんじゃないだろうか?
実際なってみないと分からないけれど、社会保障が破綻しそうだから、私にはもう治療は結構です、と悟れるのか?

里見先生は常に社会全体を考えてる人だから、みんなが口を濁して言わないことを自分が悪者になって提案してるのだと思う。
その点は尊敬できるし、素晴らしい人だと思う。
今現在、私は90超えの父と80代後半の母、ともに介護老人になってしまい、ケアマネさんに色々相談に乗ってもらいながらやってます。またデイケア行くの嫌がってやめてしまったので、介護保険の方は今の所、結局なんにも使ってませんが、2人とも薬はどっちゃり飲んでます。
母の認知症の薬にも高血圧の薬にも胃腸薬がダブっていることに気づき、もらった直後だったので、薬剤師さんに電話して、どっちか戻したいと言ったのですが、少し違った効き方なので、今回はこのまま飲んでくださいとなりました。
里見先生の本を読んで、今まで持っていなかった視点ができたように感じます。
じゃんじゃん消費すれば景気は上げる。しかし医療に関しては消費すれば消費するほど、赤字になってしまうという当然のことに気づかされました。
もちろん健康保険制度があるため、そうなるわけです。特に高齢者ほど病院にかかりますから。
じゃあ、保険制度を見直して自費診療を増やせばいいんじゃん!と単純な話ではもちろんないわけで、そうするとアメリカみたいにお金がないと具合が悪くても病院に行けなくなってしまう。
同じ病気になってもお金のあるなしで助かる命とそうでない命を分けていいのか?となるので、確かに誰でも平等に年はとるので、年齢で「切る」というのは究極の選択としては平等なのでしょう。

今の時点の自分の意識としては、自分の両親を見ていて、自分のことが自分で出来ない年齢まで長生きしたくないとつくづく思います。父なんて定年後も勉強が趣味みたいな人だったのに、すっかりボケてしまい、最近では人の顔見れば「お酒買ってきて」しか言わない(笑)
母はもともとわがままなお嬢様でしたが、ますます社会性ゼロな困った婆さんになってる。
最近では70代でガンで死ぬのって、幸せなことなんじゃないか、と思うようになってます。


それでもこの本に抵抗があるのは、自分が50代後半で高齢者予備軍だから、というだけではありません。
美しく年を重ねられる人なんて、ほんの一握り。
「大半の年寄りは社会のお荷物」になるのは当然でしょう。頭も体もガタがきているのだから。
でもだからと言って、その時代の価値観で、「正しい」ことやっちゃって、本当にいいわけ?という抵抗感があるのです。
うまく言えないけど、「役に立つ」「働ける」「健康」「正しい」「美しい」。
正と負の軸を提示されて、区分けされることに世の中の人々は抵抗感がなさすぎると思う。
正しいことバッサリやってくと、結局若い人にとっても生きづらい楽しくない社会になるに決まってる!という妙な確信があるのです。
合理主義者でバッサリしている私が言うのもどうかと思うんですけれど。

それに社会補償という枠の中だけで、お金の配分を考えなくちゃならないのかしら?
企業は過去最高のストックを持ってるらしいけど、それをお給料という形で還元したら、みんな生活が楽になり、身体を壊すような残業も減って、結婚する人も増えて、少子化も解決したりしないのかな〜?
しかしこの説も悪役を見つけて、そっちのお金をこっちに回せ、と言ってるようなもので、根本的な解決ではないですよね。
こういう問題に根本的な解決を見出せるのは、もはや宗教とか哲学とか、思考の転換かもしれませんね。

医療から社会というものを考えさせられる内容ですので、皆さんも読んでみてください。
ただし、里見先生はとても説得力のある方なので、「里見マジック」に洗脳されないように、注意して読むことをお勧めします。




「サイコパス」 中野信子著
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とんでもない犯罪を平然と遂行する。ウソがバレても、むしろ自分の方が被害者であるかのようにふるまう…。脳科学の急速な進歩により、そんなサイコパスの脳の謎が徐々に明らかになってきた。私たちの脳と人類の進化に隠されたミステリーに最新科学の目で迫る!(「BOOK」データベースより)

今話題のベストセラー、読んでみました。
もっと身近にいるホラー談のようなものを想像していましたが、著者は脳科学者なので、生物学的な説明部分が多く、理系ダメダメな私には途中までは生物の教科書のようでちょっとしんどい。
まず脳の部位の名前が覚えられない(ちゃんと図解もあるけど)。
しかしこれは脳のMRIを受けた患者にはちょっと怖い話です。
脳の像からその人がサイコパスかどうか分かってしまうんですもん。
そしてこれは100%ではないものの、遺伝の影響が強く、矯正ほぼ不可能と容赦のない内容です。
これで自分がサイコパスではないか?と悩んだら、どんなに怖いだろう?…と普通は思うのですが、この本によると、サイコパスの特徴は反省したり悩んだりしないことらしい。
正確には悩みとして「孤独感」はあるらしいのですが、それで自分が悪い?とは考えないらしいです。

印象に残るのは、なぜ人類には一定数のサイコパスが生まれるのか?その意味とは?そもそも良心とは何かについて考察してある部分です。良心を持たないサイコパスの存在は人間にはなぜ「良心」があるのか、改めて気付かせてくれる存在と中野氏は言っています。
驚くのは、食料に恵まれているアマゾンやブラジルの熱帯雨林に住むムンドゥルク族やヤノマミ族は非常に競争的な社会で、ヤノマミ族など、成人男性の44%に殺人経験があり、殺人経験のある方が女性にモテる!という傾向があるそうです。
対照的に食料に乏しく厳しい環境で生きる南アフリカのクン族は一夫一婦制で共同作業を重んじ、子供は協力しあって育てます。
こうなるとムンドゥルク族やヤノマミ族の社会では、サイコパスが望ましい人間像になってしまうわけです。
他にも戦争中でも敵をためらいなく撃てる人間は100人中1、2名だそうです。
こうなると戦争中はサイコパスの方が望ましい兵士になるわけです。
どんな状況でも結局のところ、生存に有利か否かが人間社会の価値観を決めているってことなのかな?
だから他者を思いやり協力し合う方が人間にとって、生存確率が高いから良心が生まれた、というわけ。
この本には実名を挙げて、サイコパス認定されている人が多く出てきます。
人類初の月着陸のアームストロング船長、ジョン・F・ケネディ、ビル・クリントン、毛沢東、スティーヴ・ジョブス、この辺りはなんとなく分かるものの、なんとマザー・テレサまで!?
他にもママ友グループのボスや炎上ブロガー、後妻業の女、オタサーの姫という初めて聞く言葉ですが、オタクサークルに入ってきて人間関係を破壊する女性らしい?ここで女性の少ない理系研究室に紛れ込むサイコパス女性も同様って話に、どうしてもあのSTAP細胞の彼女を思い出してしまいました。
女性サイコパスへ向けての言葉の容赦ないこと。
涙を見せ依存的で弱者や清純を装い、男心を乱す女性は確かに同性から見て、ムカつく存在ではありますが、ここまで罵るように語られると、だんだん中野さん、あなたこそもしかしてサイコパスなのでは?と思ってしまいました(笑)

実は私は自分の母はどこか変なのでは?という疑いを持っていたのですが、少なくともサイコパスではなさそう。
もしかしたらある種の発達障害だったかもしれなかったなぁ…母親にとって子供の安全は何よりも大切なはず。
なのに何であんなに子供の心配しなかったんだろう?
いつも呑気に鼻歌歌って、服を作ってくれたので、それなりにいい母親だったんですけど。
でも最近の傾向として、今まで単に変人と思われてた症状に病名ついたりするじゃないですか?だからちょっと好奇心もありました。
姉のH子も変人ですが、これは単に今時のオタク女子を先取りしてた可能性は高い。(ちなみに私もその傾向は少々あるかも?)

周りで最もサイコパス度高そうなのは、高校時代には学年一の美女と付き合い、その後もなぜか女にモテるS生。
彼は子供の頃から友人が多く、手先も器用で、高校時代は小遣いの不足をパチンコで稼いでいた、おそらく身内で最も人たらしな奴。
忘れもしない、中学に私が上がったばかりの頃、私が真面目に「S生ちゃん、人間って何のために生きてるのかなぁ?」と質問した時の彼の答えは…
「お前、バカか?人間は楽しむために生きてるに決まってるだろ?うまいもん食って、いい女と付き合って…」ここまで言って、さすがにお子様にはまずいと思ったのか、ごまかしていましたが。
私は面白くて人気者の兄のことは好きだったのですが、この頃から、兄に対してはどこか斜に見るようになった記憶があります。
高校生でこんなしょうもない人生観を持っているとは、まともとは思えん。
実際、めんどくさい人間のことはバッサリ切るようなところがある人です。
彼の前妻は繊細でエキセントリックなところのある人でしたが、私が古いのかもしれないけれど、結婚して子供たちを育ててくれた妻を金銭だけで責任を取り、とっとと年下美女と暮らすのは人間としてどうなの?と疑問を感じてしまうのです。せめてもっと悩んでくれたら、人間として信用できるんだけど、S生め、悩まなさすぎ!
この本の基準に照らせば、根気もあり猛烈な働き者のS生はサイコパスではなさそうだけど、逆にサイコパスだと思えば、仕方ないか…サイコパスだもんね、と納得できそう。

そして最後のページに診断チェックリストがあります。
これを正直に答えて私は14点でした。
18〜22点が平均だそうで、29〜33点以上がサイコパスの疑いありとなるそうです。
でもねえ、前にもこれNHKでやってて、思ったけれど、
「全く当てはまらない」を0点
「当てはまらない」を1点
「やや当てはまる」を2点
「当てはまる」を3点
にするんですよ。

例えば、
1「事前に計画することはほとんどない、行き当たりバッタリのタイプである」という質問に、あなたならどう答えますか?
私は計画するものと無計画で始めるものはジャンルによって違うので、「やや当てはまる」の2点にしました。
2「バレなければパートナー以外の人と浮気しても良い」は
自分はまずしないと自信はありますが、これをモラルとしての価値観を問われている?と思うと私の性格から言って他人がしていても糾弾しないわけです。だからベッキーちゃんのゲス不倫が騒がれた時、なぜ世間がこんなに騒ぐのか、全く不可解だったのです。
だから0にしても良いけれど1点にするわけよ。

他の質問もこの感じで答えていくと、1点や2点が多いので、それなりの点数になってしまうのね。
でもサイコパス傾向の低い人ほど、優柔不断になって、1点や2点が多いので、きっぱり0点で答える人よりも点数が高くなってしまうと思うのです。とっても日本人的でしょ?(笑)
18〜22点が平均とありますが、日本人だとおそらくもっと低いと思う。
私は個人的には家とか車とか大きい買い物や、今回の病気など危機的状況の時は決断が早いのですが、例えばケーキ屋さんで何買おうかという時には、めっちゃ迷います(笑)
こういう人間は決断を下すのが早いのか?遅いのか?点数つけるのに迷いました。

実際の病理学的な基準とは別に、自分の周りのエゴイストを「サイコパス」と考えれば、自分はまともでそいつが異常だということになり、これはこれで人間関係のお悩み解決にも使えます。
しかし同時に差別を生み出す危険をはらんでもいると思います。
それから年頃の娘を持つ母親にとって、娘がサイコパス男をつかまないように注意するための本として役立ちそうです。
これを読んでサイコパスの特徴を知っておくこと、また女性は排卵期と生理前はサイコパス男に魅力を感じやすい、んだそうです。
へ〜〜〜!?
しかしどうなんでしょ?
なんだか、サイコパスのあぶり出し方とか、同じ人間についての研究というより、もはや救い難く邪悪な生き物のように書かれているサイコパス。こんな風に他人を断定しちゃうって、こっちの方がよっぽどサイコパスっぽい気がしました。
う〜ん、こんがらかります。







GW (「ウォルター・クレインの本の仕事」etc)

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05 /07 2017
GW、お天気に恵まれましたね。
我が家は家族で出かけたのは1日だけ。
夫と下町散歩で深川不動尊と富岡八幡宮にお参りし、ついでに「深川江戸資料館」や「清澄庭園」を散歩しました。
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子供は旅行に行ったり、連日学生時代の友だちと遊びに出かけ、夫は録り貯めたDVDをひたすら見続けるインドア週間してました。

そして今年の私のGWは友だち週間でした。
親の介護は(4月後半は私担当だったので)姉に任せ、毎日楽しく友人と会っていました。

1日は毎年恒例になった幕張メッセの「手作りアートマーケット」出店。友人の手作りバッグをパート仲間4人で売りました。もうパートやめてプロになったら?と毎年言うくらい評判いいです。
今年はマスクをして人混みの空気を吸わないようにしたためか、昨年ほど疲れませんでした。
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次の日は別の友人のマンションリフォームのお手伝い。
壁に漆喰を塗るという初体験。幕張の翌日だったこともあり、疲れましたが楽しかったです。
すごい格好の面白い写真もありますが、さすがに載せられない(笑)

また週末の1日は趣味の集まりで20代〜60代の女性ばかり10数人で飲み会。
その際、30代のKさんと話している中で、彼女も5年前乳がんを患っていた話を初めて聞きました。
早期で偶然見つかり、癌専門病院の某大物医師に偶然手術してもらえ、後遺症などなく今はすっかり元気だそうです。

さらに別の1日は、子供が小学生の頃のサークル仲間と久しぶりに集まり、千葉市美術館に行きました。
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そこで「ヴィクトリア時代に現代の絵本の源流をたどる」という講演を聞きました。
講演者の正置友子氏は主婦だった1994年に54才でイギリスに留学、ヴィクトリア時代の絵本の研究で博士号を取ったという方で、現在70代後半とは思えないパワフルな女性でした。
彼女が9割方中高年女性の聴衆に向かって、やりたいことを始めるのに年齢は関係ない。正置氏は54才のある日、ご主人に「イギリスに留学します」と宣言。「行かせてください」ではなく「行きます」と言ったのです、と強調していました。
彼女も元気だが、旦那さんも偉い。

ウォルター・クレインはケイト・グリーナウェイ、ランドルフ・コールデコットとともに19世紀、絵本黄金時代を築いた画家で、当時の彫刻師兼出版プロデューサーでもあったエドマンド・エヴァンズとともに製作した絵本を展示。原画展ではなく、出版文化としての絵本を取り上げた珍しい展覧会でした。
それぞれの絵本のあらすじが書いてあるのですが、これが結構ひどい話が多くて、びっくり。
「黄色い小人」というお話では砂漠を旅する王と王女がそれぞれ同じ小人に命を助けられるのですが、この醜い小人に姫を授けると約束してたのをあっさり裏切り、突然現れた王子様に小人をやっつけてもらい、王子と姫は結ばれめでたしめでたし。って「恩返し」って発想はないんかい?イギリス人?
蛙の王子もそうだけど、どんだけ「見た目100%」の連中やねん。そこいくと「美女と野獣」のベルちゃんは偉いです。
他にも個人的に驚いたお話は可愛いマルチーズが誘拐され、飼い主の奥様は大いに嘆くのですが、ようやく救出され喜んだものの、毛並みが悪くなり、手入れしても元の可愛いマルチーズに戻らないんでポイされちゃう話とか!コラッ〜!!犬捨てるな〜!と憤慨。
ヴィクトリア朝時代、イギリスの黄金期であり、芸術、特に美術が花開いた時代だったそうです。反面、社会的には貧富の差の激しい時代でもあったようです。
絵の背景に浮世絵が飾られていたり、物語の主人公が芸者と一緒にいたり、かなり日本の影響を受けていた点も興味深いです。

ところで久しぶりに会った、このサークル仲間だった友人3人。
一体、どうした!?というくらい揃って太ってた。
そのうちの一人は某超高級ブランドショップの店員のはずだが、いくらゆったりしている服とはいえ、大丈夫なのか?
聞いたら、私と出会った15年位前に比べて15キロ以上太ったそう。
確か初対面の印象はスタイルのいい和風美人だったはず。
はっきり言って、面影ない!

なかなか充実したGWでしたが、GWにしようと思ってた片付けは、衣替えと庭仕事はなんとかざっくり済んだものの、問題は本を捨てようと思ってたのに、全く手付かず。
ま、そのうちに…


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映画と本の備忘録。…のつもりがブログを始めて1年目、偶然の事故から「肺がん」発覚。
カテゴリに「闘病記」も加わりました。