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フューリー

cinema
12 /27 2014
フューリー

戦車とか0戦とか大好きな夫に付き合って見てきました。
そういえばこの秋には文京区の弥生美術館で「高荷義之展」という戦車画で有名な画家の美術展にも行きましたっけ。
戦車ねぇ〜、一体どこがかっこ良いのか?さっぱり理解できませんが、なんでもこの映画には本物のティーガー戦車が使われているそうで、夫の最大の目的はそれみたいです。
なんでもドイツの戦車はものすごくよくできていて、連合軍の戦車5台がかりでやっと1台のティーガー戦車を倒せたそうな。という夫の受け売りですが、まずそれ以前に私はアクション映画が苦手で、アクションシーンを見ていると必ず眠くなるのです。
だから全く、全然、期待せずに見に行きました。

しかし…これは眠気が吹き飛びました。
恐ろしい映画でした。
うまく言えませんが、いわゆる反戦映画とは違うと思います。
さりとて「愛するものを守るため…」みたいな美しい戦争映画ではさらになく、相当ハードなアクション映画です。
アクション映画としてとてもよくできていると思います。
なんせ私が眠くならなかったくらいですから。
しかし監督の本当に表したいものは、「戦争というものの本質」なのではないかと思います。

戦争とは「生か死か」。
選択肢はそれしかない。
だから相手が子どもでも、こちらがやられないためには、ためらわずに撃たねばならない。
紅顔の新兵君に上官ブラピが「赤ん坊でも殺せ」と命じ、殺しを慣れさせるために捕虜を殺せと命じます。
新兵君、暴れてでもめっちゃ抵抗します。
しまいには二人羽織のように無理矢理撃たされます。
それなのにこの新兵君、過酷な戦場では、あっという間に大量殺人できるようになります。
「死ね〜!!!SS」とか叫びながら機関銃ダダダダダッです。
経験なクリスチャンの新兵君、あんなに捕虜を殺すことに抵抗していたのに、人間の環境順応性は恐ろしいばかりです。

敗戦直前のドイツの荒廃も恐ろしいです。
国民総動員法で子どもも銃を持たされ、あっけなく死んでゆく。
参戦に抵抗した人々が「非国民」とかプラカードを胸に掲げた首つり死体となって、延々続く風景。
アメリカを美化してもいません。
制圧した街で略奪も女漁りもします。
捕虜も平気で撃っちゃいます。
アメリカでは第2時大戦は「ファシズムから世界を救った”よい戦争”」とされているそうですが、監督が参戦した祖父に第2次大戦の事を尋ねたら「思い出したくもない」と言って何も語ってくれなかったそうです。

監督はこの映画で大義名分とか正義とかでなく、リアルな戦争というものを描きたかったのかなぁと思いました。
アクション映画は大体、主人公側の仲間の死は重く、反対に敵はじゃんじゃん死んでも背景です。
この映画も基本そうなのですが(なんせ5人対300人)、じゃんじゃん死ぬ側だったSS(ドイツ親衛隊)の若者によって主人公が救われるラスト、これはどう解釈すればよいのか?
ここで観客をスッキリさせてくれない辺りも監督の意図なのでしょう。

映画の後、いつもなら◯◯戦車の鉄板に穴をあけられたのは◯◯機関銃だけとか、あれこれミリタリオタクの解説が始まるのに、今回はなぜか無口な夫。
どうだった?面白かった?と聞いたら、「人間が戦車に轢かれてのしイカみたくなってたなぁ…」とポツリ。
そうだよ、夫よ。
どんなにカッコ良くても兵器は人殺しの道具だということを忘れちゃいかんよ。



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ティム・バートン展

art
12 /24 2014
チケットをもらったため、職場仲間だったMさんとクリスマスシーズンの六本木へ、ティム・バートン展を観にいきました。
若い人ですごく混んでいました。おばさんはうちらくらい。
展示会前半は行列がすごくて、列の外からチラ見ですまし、中程からようやくゆっくり見られるようになりました。
Mさんは現代美術に詳しいのですが、なぜか「ステインボーイ」が気に入り、6本あるアニメ上映を2サイクル観ていました。
ステインボーイ、オイスターボーイ、バットマンの悪役ペンギン男もそうですが、フリークスとして生まれ親に捨てられる話がバートンは多いです。
以前、別の友人が「オイスターボーイの憂鬱」というバートンの絵本を貸してくれましたが、かなり辛い内容でした。
でもなぜかティム・バートン、若い女性に大人気なんですよね。
若くないけど、私も初期の頃の「シザーハンズ」は大好きな映画です。

私は「フランケンウィニー」を2年前映画館で観て、この年でアニメ映画を観て泣かされるとは!?というくらい号泣。だって我が家の愛犬トンちゃんに主人公の犬がそっくりなんです。
スパーキーという名のこの犬はブルテリアという犬種なんですが、我がトンちゃんに姿形、特に体付きがそっくり。そしてそれ以上に動きが似ているのです。
犬を飼っている人は涙なくしては見られない映画ですよ。
spakiton



悪童日記

cinema
12 /21 2014
悪童日記

あの世界的ベストセラーがやっとこさ映画化!!!てんで、もち見に行きましたよ。
この映画を見る前に20数年前のホコリをかぶった本を探し出して読み返し、ついでに今回はじめて2部3部も読んでみました。こちらはこちらで衝撃的だったので、また別の機会に読書感想文を書いてみようっと。

で、映画なんですが、こういう映画は本を読んだ人々それぞれの頭の中にイメージがあるので、難しいと思います。私もつい原作と比較してしまいました。
双子はいきなり13〜4才なので、初めの部分はちと違和感があるものの、この子役らは目付きがとても良いと思いました。薪割りも堂に入ってる。よく見つけてきたな〜と思う。
お婆ちゃんは原作の方がもっと不潔、粗野、残忍、ドケチ、冷酷でしたが、映画では割と早い段階で双子との絆が見えてきて救われました。

この映画はとてもよく原作の雰囲気を伝えてると思います。
但しああいうシーンやこういうシーンは子役に見せていいのだろうか!?と下世話な心配をしていた超の付く猥雑なシーンはエピソード事ザックリはしょられていたので、正直ほっとしました。
双子を囲む戦時下の異常な世界は、原作では変態オンパレードのため、そういう意味では映画の方が名画の雰囲気があって好きかもしれません。
原作では双子は確かに忘れられない存在ですが、正直初めのうちは不気味な奴ら、読んでいるうちにだんだん彼らなりの論理で戦時下を生き抜こうとしていると思え、周りが異常なためしまいには彼らが一番まともに思えてくるといった印象でした。

反面、映画での双子はその暗い眼差しのためか、観る者に切なさを感じさせます。
衝撃的という意味では原作には及ばないけれど、寒々しい東欧の風景と双子の暗い眼差しが忘れられない映画です。



ストックホルムでワルツを

cinema
12 /20 2014
ストックホルムでワルツを


スェーデン出身のジャズ歌手モニカ・ゼタールンドの伝記ドラマ。
ジャズも本人も知らないけれど、とても楽しめました。
シングルマザー兼電話交換手として働く彼女がNYに渡り、歌手としての成功を目指すも失意のうちに帰国。この経験から有名なジャズナンバーを英語ではなく母国語(スェーデン語)で歌うことを思いつき、成功の階段を上る。
しかし国際コンクールでの挫折をきっかけに生活が荒みアル中で入院、父との確執、利用した男に対する愛に気づき、最後はハッピーエンド。(彼の仲里依紗似の婚約者はかわいそうだけど)

主演女優は実際の歌手だそうですが(当たり前ですが)とても歌がうまく聞いていて気持ちいいです。
ラスト父との関係が胸を打ちます。

映画の後、一緒に見た友人Tと盛り上がった話題は「私は好奇心の強い女」。
主人公が田舎町から出てきてストックホルムで同棲する相手がこの映画の監督なのです。
この映画は私もTも見たことはないけれどタイトルは記憶にあり、子どもだった当時、好奇心を刺激された話題で盛り上がりました(笑)
それからもう一つ話題になったのは、主人公の娘。
とっても可愛い子なのですが、この子が全然成長しない。着ている服までかなりずっと同じ。
その辺りは「きっと可愛い子なので他の子役に変えたくなかったのでは?」と勝手に納得しました。
しか〜し、なんといっても1番盛り上がった話題は主人公の着ているドレスと北欧インテリア。
60年代のレトロファッションがすごくかわいい。

ブログはじめ

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12 /05 2014
日記を書いたことは小学校の宿題の絵日記以来ありません。
しかし最近、この前観た映画のタイトルが思い出せなかったり、以前読んだ本を忘れてまた買ってしまったあげく、真ん中すぎた頃、あれっ!?これ読んだ事ある…と気づいたり(とほほ)。
そこで備忘録としてブログを始めようと思います。
読んだ本と観た映画の感想と記録、それから愛犬トンちゃんのこと。
トンちゃんとテクテク歩くお散歩のように、コツコツ書いていけたらと思います。


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tonton

映画と本の備忘録。…のつもりがブログを始めて1年目、偶然の事故から「肺がん」発覚。
カテゴリに「闘病記」も加わりました。