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「黄金伝説展 古代地中海世界の秘宝」「始皇帝と大兵馬俑」

exhibition
01 /10 2016
上野の国立西洋美術館に「黄金伝説展」を見に行きました。
チケットを人からもらっていたのですが、見たら11日終了だったので、9日あわてて夫と出かけました。

「黄金伝説」展
黄金のアクセサリー類が今お店で売っていても全然違和感のないデザインで、会場には女性客が多いこともあり、ガラスケースをのぞいていると、まるでアクセサリー売り場にいるような気分になりました。
紀元前4〜6世紀ころのエトルリアの金細工技術がすごい。
0.15mmという大きさの金の粒をびっしり組み合わせた指輪やイヤリング。
これらは1930年代まで、どうやって極小のつぶつぶをくっつけたのか、分からなかったそうです。

紀元前14~13世紀の「ヴァルチトラン遺宝」
ブルガリアの農村で1925年見つかった金属の器類が当初真鍮の雑器と思われ畑に捨てられたけれど、大鉢を豚のエサ入れにしたところ、腹ぺこの豚がピカピカに舐めたため黄金と分かってビックリ!
この大鉢を「これが豚のエサ入れか」としみじみ眺めました。これらは3千年以上の眠りからブタ君によって目覚めたわけですね。
落語に「ネコのエサ皿」の話があったけど、動物にしたら入れ物がどんなに高価でもカンケーないか、とおかしくなりましたけど(笑)。


夫とお昼を食べた後、まだ時間が早いので、展覧会2件目にトライすることになりました。
夫は北斎の肉筆画が見たいそうで、もうすぐ終了する上野の森美術館の「肉筆浮世絵展」を見たがりましたが、私は「始皇帝と大兵馬俑」を見たかったので、別行動にしました。




「始皇帝と大兵馬俑」展

第1部は秦が辺境の西の小国から統一に伴って、洗練されていく様子を展示物で語る構成になっています。
音声ガイドを借りました。ナレーションは男性アナと檀蜜です。
そのおかげか、歴史音痴の私にも分かりやすかったです。
統一してからの重さを量る分銅とか、体積を測る升を全国に配布して、分量を統一。
「王」の上を表す「皇帝」と名乗ったり、中央官僚制を発明したのも始皇帝だとか?
「統一」って一口に言っても、具体的にどうしたのか分からなかったけれど、なるほどこういうことなのねとちょっと納得。

そして第2部が目玉の兵馬俑の展示です。
すごく迫力有ります。
実際の兵馬俑に比べたら、ほんの10体ほど並んでいるだけなんですけど、これが8000も並んでいる光景って想像しただけですごすぎます。

リアルすぎて、今にも動き出しそうな人びと。
顔も一人一人違う。
違うだけじゃなく、ある種アンドロイドよりも自然な人間らしさ!
紀元前200年前にこの造形力と技術力。
これ、8000体もあるそうなので、普通に考えると何人もの人が手分けして作ったんでしょうけど、でもそうしたらもっと出来不出来に差が出そうじゃないかな?このリアルすぎる造形力、すごく才能ある彫刻家がディレクターとして、全員の分をチェックしたのかな?とか色々想像してしまいました。

気に入ったのは跪射俑(きしゃよう)です。
今にも動き出して弓矢を射そうです。
本当に実在した兵士たちや官使たちをモデルに作ったのでしょうね。
2200年前に生きていた人びとに実際会えるような感覚です。
出口に実物大複製が並び、「兵馬俑と写そう」という写真撮影可のコーナーがあります。
1人だったので、兵馬俑と一緒に並んでの撮影はしませんでしたが、お気に入りの跪射俑(きしゃよう)君を撮影しました。



見終えて、ミュージアムショップをのぞくと、やたらフィギュアが並んでいて、さっきの[黄金展]とは対照的に若い男の子が多い。
売り場に長編漫画も置いてある。
タイトルは「キングダム」
ふ〜ん、始皇帝の漫画があるんだ。
巨大中国を統一して、その後2000年間、というか今だに続いている「中央官僚制」を初めて実施したにも関わらず、始皇帝が亡くなった後、わずか3年で秦が滅んだ、というのも人の世の儚さを感じます。
それって征服された国々も全然大人しく支配されていなかったってことよね?
世界が結局のところ、このようなものならば、これを「神去なあなあ」(2016-01-08)にするのは限りなく難しいんでしょうねぇ。
キングダムファンの人たちから見たら、そんな牙を抜かれて腑抜けた世界に魅力はない!って思うだろうね。
ようするに人は争いを止めることはできない生き物なのかしら?
おっと!兵馬俑展見ても、こんなこと考えるのは新年早々「世界平和」にかなり危機を感じているからかも。
選挙もろくに行かない人間だったくせに、最近おかしいな…
精神衛生に悪いから、もうニュース見るの止めちゃおう。


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追記:国立博物館平成館を出て、門に向かう途中、表慶館正面に4月からの予告看板が出ている。
見ると大きなコピーが「自らの文化が生き続ける限り、その国は生きながらえる」とあり、
さらに「輝きに隠された「命がけの物語」」と続く。
なんだ?この悲壮感ただようコピーは?と見るとアフガニスタンの黄金文化展の予告だった。
国境なき医師団がアメリカに誤爆されたのが昨年10月らしいので、まだまだ安定にはほど遠い状態なのだろう。
博物館のHPを見ると、アフガニスタンの文化遺産復興を支援するために企画された国際巡回展とある。
見に来よう。

展覧会のはしごはさすがに疲れました。
手術後ちょうど2ヶ月が過ぎたところ。
前回、美術館に行ったのが、ちょうど1ヶ月前。ブログを見ると、かなり疲れた様子。
この1ヶ月で確実に体力は回復しました。
夫は夕飯も外で食べて行こうと提案しましたが、私は急いで帰ってトンちゃんをお散歩に連れていきたい。
夕飯はいつでも冷凍庫にある豚しゃぶ肉を解凍して、お鍋にしました。
お鍋の季節は簡単でいいですね ♪
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大英博物館展

exhibition
06 /18 2015
最近、古い友人たちと連絡をとりあう事が頻繁になった。
人生後半に入り、子持ちは子離れする時期、老後の心配にはまだ早いものの、親の介護が話題になったりする年齢のせいかもしれない。
そんな友人の1人、Dちゃん。
彼女は結婚後、外国や九州が長く、久しぶりに東京に帰ってきたことからの出会いとなったが、若い時の友人というのは、つい1週間ぶりみたいに話せるもんである。
もちろんお互いにシワや体重は増えても、性格が変わってないこともある。
彼女は夫の転勤先でもずっと仕事を続け、今も早速東京で働いている。
私もパートで同じ仕事に付いていたので、その辺りも共通の話題があるから違和感がないのかもしれない。

でDちゃんのお誘いで「大英博物館展」
行きの電車の中、スマホで急遽お勉強。
この手のものは歴史を知らないとこういうのは全然おもろくないもんね。

最近の美術館や博物館で感心するのは「企画力」と「見せ方」
昔よりも断然面白く見せる工夫が感じられる。
私のような歴史音痴は年代順に大量に並んでいると却ってなんも頭に残らないものだが、700万点もの収蔵品からたった100点に絞ったことがまず(私みたいな人間には)よかったです。
大きく仕切った年代順の中、各テーマ毎に、今から入る部屋の展示物の時代的流れと解説が各入り口にあり、部屋の最後には世界地図でその年代の各地の遺跡を確認できる。
各部屋の展示物はせいぜい10〜20個のため、この実物を挟んでの説明により、頭の中で整理ができるし、テーマも把握しやすい。

100点の中で印象に残ったものは…
日本での企画だからか、柿右衛門の陶器の美しさが印象的。
他にはウルのスタンダードって、名前からは何やらさっぱり分からない横50cm×高さ20cm×幅10cm位の四角い箱?
スタンダードは「旗」という意味らしいのですが、メソポタミア文明の古代都市ウルの王墓から出土。
貝とラピスラズリで片面には宴会?の様子、反対側には戦争が描かれている。
何に使うのか、用途は不明らしいが、とっても美しい。
他にはラムセス2世とか、アウグストゥス帝とか、さまざまな王の像があるが、それらは民の支配のためのイメージ戦略に使われたという解説に、今も昔も人間のやることって、変わらないんだなぁ〜と感心してしまった。

最後の展示の後、いくつかの候補の中から101点目を選ぶようになっている。
私はスマホかパソコンか迷ったが、パソコンにしました。

上野でランチをしてから、都心に住むDちゃんのお宅へお邪魔しました。
友だちの家に行くといつも思うけど、人様の家はなんでこんなに片付いているのか?
それに比べて、我が家はなんでこんなにとっ散らかっているのか?
猛反省。



キルト展「 東京国際キルトフェスティバル」

exhibition
01 /23 2015
後楽園まで歩いていけるところに住むHさんから、「チケットが2枚あるけど、よかったらキルト展行きませんか?」とのお誘い。
このキルト展、2年前も別ルートからチケットをもらって、どんなものか行ってみてビックリ!
水道橋から続くおばさんの行列。
「なに?氷川きよしのコンサートとか?」などと一瞬思ってしまった記憶があります。
2回目の今回は別に驚きゃしませんが、やはりすごい人の数、おばさん率99%。

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前回見たときは布を絵の具代わりに描いた現代アート的な作品が多かった記憶があるのですが、今回はオーソドックスなキルトが多いような印象を受けました。
布やハンドメイドのお店がたくさん出ていて、こちら目当ての人も多いようです。
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あっさり見て、Hさんとカオマンタイ専門店でランチ。カオマンタイはシンガポール風チキンライスのことでタイ米を買ってきて、炊飯器でよく作ります。簡単に作れて人が集まる時なんかに便利です。
その後、文京区のHさん宅でご主人の淹れてくれたおいしいコーヒーをごちそうになり、おしゃべりして帰りました。
全然関係ないけど、Hさんちの近所は文京区の古くからの住宅街なのに、住宅街の路地まで歩道が整備されてて道路がいいのがうらやましい。







tonton

映画と本の備忘録。…のつもりがブログを始めて1年目、偶然の事故から「肺がん」発覚。
カテゴリに「闘病記」も加わりました。